育休を1年取れるのは、良い会社だから?
うちは夫婦で育児休業を1年いただいているのですが、
妻が「パパも育休1年取ってるんです」と言うと、
「いい会社ですね〜」とか「ホワイトっすね〜」
という反応が多いそう。
そんな中、ひとりだけ妻の会社の方で
「良い旦那さんですね〜」と言ってくれた人がいたのが
とても印象に残っているんだとか。
育休取るかは社員が選択できる
今の日本の法律では社員が育児休業を取得したいと申し出た場合、
会社は断ることができません。
期間についても申し出た期間を認めなければいけません。
なので、育休を取れるかどうかは勤めている会社と関係ありません。
(あくまで法律上は…)
育休を取るパパはめっちゃ準備してる
夫婦で納得した上で育休取得へ向けて準備する
パパが育休を取るのかどうか、妻と話し合います。
家事・育児のスキルや金銭面の不安について話し合い、
夫婦で納得してパパの育休取得へ向け準備しましょう。
家事・育児のスキルを身につける
家事・育児のスキルが無いパパが育休を取ったところで、
妻のストレスが溜まるだけです。
- どんな家事があるかを知ること
- 必要な家事のクオリティを妻と確認
家事と聞くと主な家事を想像しますが、
意外とその他の家事って多いです。
主な家事)ご飯を作る、洗濯をする、掃除をする、などなど
その他の家事)調味料のストック管理、洗剤の詰め替え、突発的な書類の対応、などなど
そして家事に必要とされるクオリティも
夫婦で認識の差がある可能性があるので要チェックです。
例)食器の洗い方、洗濯の畳み方、掃除の頻度、などなど
また、そもそもの家事の負担を減らすことも大切です。
例)食洗機の導入、ドラム式洗濯乾燥機の導入、ロボット掃除機の導入、などなど
育休の制度について調べる
育休を取る方向になると、
まずは育休の制度について調べる必要があります。
- 育休の申請方法
- 育休の期間はどれくらい取れるのか
- 育休中の収入はどうなるのか
- 保育園に入れなかった場合は育休期間を延長できるのか
- などなど…
また、育休の制度ってちょくちょく改定されてるんですよね。
しっかりと最新の情報を把握しておく必要があります。
分かりやすくまとめられているブログもありますが、
全ての情報が「正しくて」「最新である」保証はありません。
なので、ベースは「厚生労働省のパンフレット」にするのが間違い無いかなと思います。
その上で、ブログを理解の手助けに読んでいくのがオススメです。
金銭面の不安を解消する
お金がないのはケンカのもとです。
育休中は結構お金がかかります。
例)出産費用、オムツ、ミルク、哺乳瓶、食器、衣類、家具、などなど
子の成長に合わせて、およそ毎月なにかしらの新しいものが必要になってきます。
そこで育休について調べると、「育児休業給付金」なるものが貰えると知ります。
育休を1年取る場合、
おおよそ現在の手取りより若干少ない金額が6ヶ月分貰えて、
現在の手取りよりそこそこ少ない金額が6ヶ月分貰えます。
それからボーナスは無くなります。
これで1年間暮らせるだけのお金が必要です。
育児休業給付金の金額を育休前の6ヶ月の給与から計算して、
貯金がいくらあればよくて、突然の出費にどれくらい耐えられるのか、
2人目の出産までに出産費用その他を残せるか、などなど考えます。
会社への育休取得申請、仕事の引き継ぎ
育休を取るための家庭内での準備が整ったら、
会社とのすり合わせです。
- 育休を取得したい旨を上職へ伝える
- 仕事を引き継ぐ
「育休取得します」って上職に伝えるのが一番ハードル高いんじゃないでしょうか。
空いてる会議室などに来ていただいて、夫婦で話し合った結論をお伝えしましょう。
会社から「もう少し期間を短くできない?」とか言われても断ればいいです。
社員に代わり居ますが、パパに代わりは居ません。
妻と子、そして自分のためにもはっきりと主張しましょう。
そして、育休取得すると決まればしっかりと仕事の引き継ぎを行います。
自分しか知らない情報が無いように、全ての案件について資料を作成します。
しっかりとした引き継ぎは会社のためでもありますが、自分のためでもあります。
育休中に会社から連絡来るのって嫌じゃないですか?
育休を1年取れるのは、パパがしっかり準備してきたから
育休は社員が取得したいと言えば会社が拒否することはできません。
中々まわりに育休取得しているパパが居ない中で、
- 育休取得について夫婦で話し合う
- 家事・育児のスキルを身につける
- 育休の制度について調べる
- 金銭面の不安を解消する
- 会社への育休申請、仕事の引き継ぎ
これだけしっかり準備してきたパパが育休を取れてるんです。
身の周りに育休を取ったパパがいたら、
「パパがんばりましたね〜」と言ってあげてもいいんじゃないかな?と思うのです。