FP3級、FP2級におすすめの参考書
今回は参考書のご紹介です。
タイトルにもある通り、
TAC出版のスッキリわかるシリーズはおすすめです!
初めてスッキリわかるシリーズを使ったのは
簿記3級の勉強の時で、それ以来FP3級、PF2級とお世話になっています。
スッキリわかるシリーズは、どんな人におすすめ?
この参考書は、とにかく試験に合格したい人におすすめしたいです。
なので、取りこぼしなく細かい論点までしっかり勉強したい!
という方には少々物足りないかもしれません。
スッキリわかるシリーズの、どこがいいの?
いさぎよさ
いきなりなんだ!?って感じですが、
本書はとにかく合格に向けて最短を目指す、
なんとか試験で合格点をとってもらいたい、
そういう想いを感じます。
参考書って本編の前に「はじめに」みたいな
試験に関する解説だったり、このテキストの使い方とかを
解説しているページがあると思うんですが、
ここって結構大事だと個人的に思っています。
これから読むテキストがどういう信念をもとに書かれているかは
知っておいたほうが絶対に良いので、普段読まない人はぜひ読んでみてください。
軽く抜粋させていただくと、
- FPは試験範囲が広いから、全範囲を網羅しようとすると学習量が膨大になってしまう。
- だから必要以上に手を広げず、確実に頻出論点を抑えることが合格につながる。
- 実は確実に正答する必要がある問題数は60問中24問。
…ん?
実は確実に正答する必要がある問題数は60問中24問。
えぇ…参考書でそんなこと言っちゃっていいんですか!?
って初めて読んだ時は思いましたし、それと同時に合格できそうな気がしてきました。
何より筆者が試験対策として本書を書いているという想いが伝わってきました。
どういうことかというと、
FPって60問中、36問正答(6割正答)で合格なんです。
で、もし24問が確実に正答だった場合、
残りは36問です。
36問のうち12問たまたま当たれば合格です。
選択肢って絶対に違うと思えるものとかもあるので、
もし残り36問を2択まで絞ることができれば、確率的には
36問×1/2=18問正答となります。
6問余裕を持って合格できます。
もし残り36問を3択までしか絞れなかったとしても、確率的には
36問×1/3=12問正答となります。
これでもギリギリ合格なんですよね。
いや、分かるんですよ、確かにそうです。
でも、これを参考書に書いちゃうってすごくないですか??
このとにかく合格しよう!!っていさぎよさが
本編での効率よく学習を進めていく構成にも通じるものがあります。
色使い
ここは好みかとは思いますが、個人的には
白黒のテキストってなんか読む気にならないんですよね。
いかにも難しいこと書いてありそう〜って感じで。
かといって、カラフルなテキストだと
色が…うるさい…と思っちゃいます。
本書は黒と赤をメインにした色使いなので、
ストレスなく読み進められました。
内容は不十分すぎるということは無い
本書では最初に60問中24問確実に正答できれば合格できる、と書きながら、
実際はこのテキストの内容だけでももっと解けるようになっています。
私の試験勉強の流れは
- スッキリわかる テキスト+問題集 を1周流し読み
- 直前回の試験の過去問を解く
- 過去問でできなかった論点をテキストで復習
- 試験本番
と若干の勉強不足感が否めないですが、
それでも学科45/60点、実技72/100点でした。
学科、実技ともに7割以上得点できています。
試験当日に全く分かんね〜って問題が無かったわけではないですが、
それでもほとんどの問題で選択肢を2〜3択には絞り込めています。
体感としては、テキストの内容があまりにも不十分ということはなく、
このテキスト以外に他のテキストでの補助が必須だとも感じませんでした。
スッキリわかるシリーズの予想問題集とかはどうなの?
「スッキリとける」、「あてる」がある
先ほどからスッキリわかるシリーズと言いながら
スッキリわかる(参考書+問題集)の話しかしていませんが、
- スッキリわかる (参考書+問題集)
- スッキリとける (過去問+予想問題集)
- あてる TAC直前予想 (直前予想模試)
と学習に割ける時間等に応じて取り組める問題集シリーズがあります。
ちなみに、
基本的には「スッキリわかる(参考書+問題集)」1冊で
学習内容のインプットとアウトプットが完了し、
合格圏内に入れる作りになっていると本書に書いてあります。
私は「スッキリわかる」「スッキリとける」を買いました。
もし余裕があれば「あてる」もやろっかな〜とか思っていました。
えーと、非常に残念なのですが、
「スッキリとける」は1度も開くことはありませんでした。
誤解のないように強調しますが、
問題集の内容が悪かったとかではなく、
私の怠惰な試験対策が原因です。
いや、ほんとごめんなさい…
「スッキリとける」の雰囲気をお伝えします
一応「スッキリとける」も持っているので、どんなの雰囲気かお伝えします。
今日初めて開きました。
全体的な構成としては、
科目別の過去問→予想問題集
となっています。
イメージとしては、
「スッキリわかる」の論点解説の後についている
問題演習がいっぱい載っている感じです。
「スッキリわかる」の問題演習で扱われなかった論点を
「スッキリとける」で問題演習できるので、
試験時に「わっかんね〜」って問題が減りそうです。
もし多少の知識がある状態であれば、
「すっきりわかる」をまず解いてみてもいいかもしれません。
「あてる 直前予想」はあたりますか?
買っていないので分かりません。
ただ、基本的に論点が大きく変わることの無い試験なので、
知識の定着には役立つと思います。
あ、これ「スッキリわかる」で勉強したとこだ!
みたいな。買ってませんが。
あと、問題慣れするという意味では予想模試はおすすめです。
私は試験当日は結構時間が足りなかったので、
解いていくペースを身につけるためには良いかもしれません。
私、時間配分というか、試験当日は時計無しだったんですよね。
試験前日にApple Watchって試験中は外さないとダメじゃね?
と気付き、
前に使ってたCITIZENのソーラー充電腕時計を引っ張り出してきましたが、
太陽光に当たってなさすぎて力尽きてました。
一応試験には持っていきましたが、復活することはありませんでした。
電池残量少なすぎると電波時計の電波受信できないんですよね。
問題を解くペースが身についていれば、
時計が無くても多少は安心かもしれません。
私は試験官が何か話すたびにビクビクしてました。
みなさん、試験用の時計は準備しておきましょう。
まとめ:スッキリわかるシリーズは試験対策向き!
スッキリわかるシリーズは
とにかく合格に向けて最短を目指す、
なんとか試験で合格点をとってもらいたい、
そういう想いを感じます。
取りこぼしなく細かい論点までしっかり勉強したい!
という方には少々物足りないかもしれませんが、
とりあえず合格させてくれぇ!
という方にはきっと力になってくれる良い参考書だと感じました。